ファミリー�

犬の一平君(♂)です。もう家に来て１５年ぐらいたつりっぱなおじいちゃんです。でも若い時はほんとトンガってました。もうナイフでした。誰が来てもアホみたいに鳴き続ける番犬でした。ある日俺がお座りと言うといつもはしてくれる一平がそん時は何故かしてくれません。俺も極真を始めて黄色帯ぐらいになってたからそこで退くわけにはいきません。無理やりしゃがまそうとしたその時一平が俺の腕を噛みました。俺の中で何かがブチっと音をたてて切れました。もうそっからは喧嘩ですよ。一平に渾身の正拳突き、しかし噛むのを止めない一平。そっから先は無我夢中、殴り合うんと噛み合うんとの争いでした。さすが極真なんとか勝ちました。その争いに勝ってからほんとに一平が飼い主と認めてくれた気がします。そんな一平も最近は誰が来てもあんまり鳴かなくなりおとなしくなりました。あの時の尖った一平も好きやけど今はスズメやカラスにも自分のご飯をあげる優しい一平も大好きや。長生きして俺を当分癒してくださいね。