2014年12月9日火曜日

少年選手稽古(少年帯研)に参加される保護者の方へのお願い。

最近、大きな試合でも活躍できる選手が育ってきたお陰で、嬉しいことに少年選手稽古(少年帯研)に参加したいって子が増えてきました。

自分は普通の稽古ではとにかく自信をつけさすことを心掛けてます。
ミットが上手に突けたり蹴れたり、組手がある程度上手に出来るようになる稽古をしています。
組手も同じレベルの頑張れば引き分けになる子とやらせ、「俺も頑張れば負けへんやん」と思ってもらいたいです。
それで色んな事に「自分は空手をやってる」ということから自信が付き学校で虐めが無くなったり、どんな事でも物怖じしなくなると思います。

しかし帯研ではどうでしょう?
帯研に参加している子達の目標は「試合で勝つ!!」ってことが目標ですので、組手ではヘロヘロになるまでやらせます。
ヘロヘロになった所に元気な子を当てボコボコにされてしまう時も日常茶飯事です。
そりゃ自信も無くなる時もあるでしょう。
ですので最初はやる気があっても暫くすれば普通の子なら「もう行きたくない」となってしまいます。
今までは参加したいって子は全員参加させてきました。
しかし大半の子は志半ばで挫折し諦めてしまうのが現状でした。
これは挫折した子の根性がないんでしょうか?
自分はそんなことは無いと思います。
人間は水と同じで下に流れて行くもんだと思います。
辛いしんどい事と家でゲームのどっちやりますか?って聞いたら、そんなもんゲームに決まってます。
しかしこの水と一緒の下に流れていこうとする人間をポンプとなって上に吸い上げていってくれるのは紛れもない「親」という存在だと思います。
親が励まし褒めやる気を出させ、もちろんたまには怒り(技術的な事では怒らないでください)、子供を上へ上へと吸い上げて行くのが親の役目だと思います。
ですので子供を帯研に参加さす保護者の方は、子供と一緒に腹を決めて一緒に熱くなり努力し強くなる覚悟で参加させてください。
(実際今度ロシアに行くリンコタ(失礼ながら大金持ちじゃないですよ。普通の金銭感覚です。)のお父さんは「エアロバイクが良いっすよ」って伝えた所、翌日に買ってました。熱すぎるぜ。)
宜しくお願いします。

帯研の最後の補強、フルジャンプ10回×15セット。こんなキツイ事を頑張ってお前らほんと偉いよ!!