2007年7月9日月曜日

不死鳥の如く

実は愛犬の一平が一週間前に危篤に陥りました。その日バイトから帰ってきて玄関の門を開けるといつもは寝てても起きてきてすり寄ってくるんですがその日は地面にへたり込んでました。あー暑いからしゃーないなと思い家に入って机の上を見るとオカンからの手紙で「一平の調子が悪いです。覚悟しておいてください。」って置き手紙してるんですよ。俺はそれを読んだ瞬間一平の元に戻ってよく見たらもう息すんのも苦しそうでした。俺は一平の横に添い寝して頭を撫でながら必死で神様にお願いしました。普段神社とかも初詣ぐらいしか行かへんのにそういう時だけ何の神様にかは分からんけど無我夢中でお願いしました。普段泣くことなんか少なくなってきましたが涙が止まりません。涙を流しながら後悔で一杯でした。何でもっと可愛がってあげんかったんや。何ですり寄ってきても頭三回ぐらい適当になでて言葉をかけることもなくいつも家に入ってしもてたんやって。俺は一平に約束しました。絶対元気なれや。元気なったら一杯遊んだるから今死んだらあかんでって。苦しそうやったから繋いであるロープを外してあげました。ほんならなんと一平は宙を睨みながら必死で
起き上がり足を引き吊りながらオトンとオカンが寝てる寝室の窓の横まで必死で歩いていき寝転がりました。あーやっぱり一番世話してるオトンとオカンのそばで寝たいんやなと思い後は任せこれが最後のお別れの挨拶と覚悟を決めて「今までありがとう、おやすみ」と頭を撫でてから部屋に入りました。素面じゃなかなか寝れんから酒をたらふく飲みました。そして次の日あんだけ飲んだ酒も全く残らず早朝に目が覚め一平を見に行くとまだ息がありました。俺は安心しましたがやっぱり苦しそうです。その日も何とか持ちこたえて次の日具合はまだまだ悪そうなんですが何と一平はご飯を少しだけ食べました。嬉しかったですよ。オカンなんかこれが最後のご飯になるやろうからって一平の好物の肉やらクリームパンやら好きなだけ食べさします。そして次の日一平は力弱げにですが少しだけ鳴きました。俺は約束通り帰って来る度に頭を撫で回し生きてることに感謝して精一杯愛情そそぎました。しかし昨日ついに一平は・・・走り回ってました。傘も噛み壊してました。前までは綱に繋いで生活してたのに今綱に繋ぐと「俺病人やぞ、こんな綱外せや、死ぬぞコラ」と大声で鳴けるよ
うになりました。ご飯も好き嫌いのメッチャ激しい子になってしまいました。足腰も綱に繋がず自由にさしてるから段々強くなってきて前まで歩くときに震えてたのがなくなり以前より丈夫になったようです。このままやったらまだまだ二、三年は生きてくれそうです。があまりのわがままが過ぎると俺が殴り殺してしまいそうです。

1 件のコメント:

  1. うちのワンコもぶっ倒れだしてから5年くらいは生きてました。
    一平はまだまだ大丈夫。

    もしかして、玉ねぎ食べて貧血だっただけかもよ!
    犬に玉ねぎやったらあかんのやで。知ってた?

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